親園地区教育講演会
宇田川小で開催された親園地区教育講演会に6年生が参加しました。講師はプロゴルファーの小山田雅人さんです。小山田さんは2歳の時に事故で右手を失いましたが、野球やサッカー、陸上競技など様々なスポーツで素晴らしい成績を収め、障害者で初めてプロテストに合格し、2014年からプロゴルファーとして御活躍されています。
「チャレンジすれば超えられる~多くの出会いと支えの中で~」を演題に、小山田さんのこれまでの人生についてうかがいました。
小学校3年生から野球を始め、義手でのキャッチボールのやり方を御自身で工夫し、ピッチャーとして活躍されたお話から、実際にキャッチボールの様子を見せてくださいました。
キャッチしたボールをグローブごと右腕に乗せ、素早くボールを左手でつかみ、投げる動作は流れるように素速く驚きました。
使っている義手を手に取って見せてくださいました。しわや指紋、血管の感じまで本物の手のようでした。義手を間近で見たり触ったりする貴重な経験になりました。
ゴルフクラブを振るために、特別に手首のところを柔らかく作っているそうです。
その他にも、御自身の病気のことや御家族への思いなど、たくさんのお話をうかがいました。逆境でも前向きにチャレンジし続ける姿が素晴らしいと感じました。また、「自分一人だけだったらあきらめていたかもしれない」という言葉が心に残りました。チャレンジすることや、人とのかかわりが大切だと教えていただきました。
6年生の子供たちは、お話をうかがいながらたくさんのメモを取っていました。一人一人の心に響くものがたくさんありました。