学校からのお知らせ

むし歯予防講話(5・6年)

 7月7日(金)に、歯科衛生士の牛山美江先生をお招きし、むし歯予防講話を行いました。

 5年生は、歯の強度やフッ素の働き、フロスや歯磨きの仕方について学びました。

 子供の歯は柔らかいため、フッ素でコーティングするとよいそうです。

 卵の半分にはフッ素が塗ってあります。その卵を濃度の高い酸(酢)に漬けると…

 塗ってない面はカルシウムが溶かされて泡立ちますが、フッ素を塗った面は溶けていません。歯磨き粉もフッ素が入ったものがよいそうです。そして、フッ素を残すためには、歯磨き粉を吐き出すだけで、なるべくゆすがない方がよいとのことでした。

 正しいフロスの仕方、歯磨きの仕方も教えていただきました。

 

 6年生は、歯周病や8020運動について学びました。

 歯周病は、老化現象ではなく生活習慣病で、20代から進行が始まり、30代では80%の人がかかっているといわれる病気だそうです。スウェーデンでは歯の定期検診に行く人が80%なのに対し、日本は10%と少なく、これも歯周病が多い原因の1つとのことでした。

 8020運動は、「80歳で20本の歯を残そう」という運動です。現在、日本の80歳の平均残存数は17本です。歯の本数は咀嚼にも関係し、本数が少ないと咀嚼がうまくできずに誤嚥性肺炎の原因にもなるそうです。むし歯や歯周病の原因となるプラークを除去する歯磨・フロスや、歯科医による定期検診が大切であることを学びました。

 6年生は、しっかりとワークシートにまとめていました。素晴らしいです。

 5年生も6年生も、学んだことを生かして自分の大切な歯を守っていってほしいと思います。

 牛山先生、今年度も全学年のむし歯予防講話をありがとうございました。